私の撮影、編集テクニック 2020
AWSで働き始めて1年以上経ち、今年の始めあたりから社内で写真を撮って欲しいと言われる機会が増えてきました。実際にどのように撮って編集しているか、2020年4月時点のログを残しておきます。 最近は人を撮ることが増えましたが、数年前までは以下のポートフォリオのように、風景やマクロがメインでした。人を撮るのは、止まっているものを撮る以上の難しさを感じます。
昨今の状況から、最近は一切撮影をしておりません。一応念の為。
撮った写真
週間AWS
builders.flash
登壇用写真等
準備
カメラはα7RⅢ、レンズはSEL35F28Zで撮っています。仕事柄ノートPC+充電器諸々を常に持ち歩いていて、それに加えてカメラを持っていくとなると重量が半端ないので、せめてレンズは軽いものをと思ってSEL35F28Zを使ってます。レンズについては後々気持ちが変わるかもしれない...
以下のことを撮影日前にチェックをして臨んでいます。
- カメラ本体の電池は100%にすること
- SDカードは空にすること
- 本体、レンズは掃除しておくこと
- 天気(日の出、日の入り時刻も)、気温
最後の天気と気温については、室外撮影だと特に気にするのですが、室内の場合は逆光になりづらい時間を気にしています。意識はするものの、撮影される側のスケジュールによっては逆光になる時間で撮ることもあります。その場合は場所を選びます。
撮影
大前提
当たり前っちゃ当たり前ですが、写真を撮るときは他の人に迷惑をかけないことを意識しています。社外の人もいるフロアですと、スピードライトを使わないとかですかね。 隣にいてバシャバシャ光ってたら邪魔だと思われるので。
人の表情をいかによく撮るか
人の表情をいかに自然にするかが撮影時一番重要だと思っているため、声かけを非常に意識しています。 「良いね!」「キタキタキタ!(いい表情が来た意味で)」みたいな発言を撮影中ずっとしているので、周りからはドン引きされてること間違いなしなのですが、良い表情を撮るために耐えてます。ある程度私との関係ができている人は自然な顔を作ってもらえるので意識しないこともあるのですが、そうでない場合は大体カメラを向けると顔がひきつるので、オーバーリアクションなくらいで撮影に臨むようにしています。ここらへんの声がけは @hiroshix さんがむちゃくちゃうまいので追いつけるようにしたい。
α7RⅢの機能で瞳AFが大変優秀なので必ず使っています。瞳に焦点をあてて、背景はなるべくボカすようにしています。
人によってはまばたきの回数が多いこともあるため、1つのシーンで数十枚連射することもあります。
背景、構図をどうするか
背景に複数の色や物体、場所が分かるようなものを意識して配置して、三分割法で被写体をおくように意識しています。あと人を撮ると日の丸構図になりがちなので、意識して被写体を左、右のどちらかに寄せたものも撮るようにしています。すごいシンプル。構図諸々撮影テクニックについては以下の本がよくまとまっていて、今でも見直してます。
本以外だと500pxの写真の構図を参考にしています。 真似できない写真も多いですが見ていても楽しいサイトです。私自身も写真をアップロードしております。(ポートフォリオのURLはこの記事冒頭に載せています)
AWS社内のカフェはバエるスポットが多いので今のところ背景にはあまり困っていないのですが、マンネリ化してきたらいい場所も探していきたい。
ボケ感を求められると思っているので、基本F値低めにして撮ってます。ただし2人以上が映る場合はF5.6以上(状況による)を意識し始めます。
編集
大量に写真を撮った後に、ざっと以下の編集をしてしまっています。
- 目をつぶっている、逆光など使えない写真の削除 (0:00-)
- カメラ設定、撮影場所に応じたLightroomプリセットの適用 (1:00-)
- 角度、露出、ハイライトなどの微調整 (1:28-)
実際の手順は以下の動画にまとめています。一回の撮影で毎回この作業を実施しています。
Lightroomプリセットについては、Lightroom Classicの遺産を一旦捨ててしまって、新たに設定し直しているので正直まだ全然使えきれていないです。AWSのカフェにて撮影した際には、以下のように露出をちょっと上げて、ハイライトを大分抑えた設定を適用しています。あと、シャドーを持ち上げて顔の表情が明るくなるようにしています。本来であればスピードライトを使って顔がなるべく明るくなるように撮れればいいのですが、お客様もいる(ことがある)フロアで迷惑をかけられず、ここの編集でカバーしています。
カメラ側で露出の設定をきちんとして撮って出しが楽っちゃ楽なのですが、今のところ編集に関しては試行錯誤中ですね。
共有方法
写真をRAWからJPGにエクスポートして写真共有サービスにアップロードするフローが面倒なので、最近はLightroomのアルバムから直にURLを発行して共有する方法を検討しています。写真を渡した後に編集して欲しいと言われることもあるので、それにも対応するためですね。
最後に
撮られてる側の皆様には、撮った後にもこんなことやってるんだよっていうのがなんとなく伝われば嬉しいですね。撮ってる側の皆様には是非マサカリを投げていただきたい。
今思いついた内容についてはざっと書きましたが、何か思いついたら追記するかも。